今日はトレーニングをする予定だったのに、なんだかやる気が出ない・・・。
そんな日もありますよね。
そんなときでも、トレーニングの「やる気」を出させるためのコツはあるのでしょうか?
私は日によって量や種目は違えど、何かしらのトレーニングを毎日行っています。
それでもやる気が出ない日ってあるんですよね。
そんなとき、私はどうしているのか?
本記事では、理学療法士・パーソナルトレーナー・バランスボールトレーナーでもある私が「トレーニングのやる気をださせる方法」について解説します。
やる気を出させているのはドーパミン
やる気を出せるホルモンとして有名なのが「ドーパミン」です。
ドーパミンは”うれしい”、”楽しい”といったポジティブな感情を生み出す神経伝達物質です。
脳の側坐核というところから分泌されています。
ドーパミンがポジティブな感情を生み出すことが、やる気や集中力につながるとされています。
そこで単純に考えると、ドーパミンがやる気を出させてくれるなら、ドーパミンを分泌させれば良いですよね!
では、どんな方法でドーパミンは分泌させることが出来るのでしょうか?
ドーパミンを分泌させる方法
ドーパミンを分泌させるためにはいくつかの方法がありますが、今回はトレーニングやダイエット時に使える方法をご紹介します。
好きな音楽をかける
イヤホンで音楽を聴きながらトレーニングをしている人ってよく見かけますよね。
「好みの音楽はドーパミン生成を促進させる効果がある」という研究があります。
カナダのマギル大学で、19歳~24歳の8人を対象に、好きな音楽を聴いてワクワクしているときのドーパミン分泌量を調べた研究が行われました。
すると、ワクワクする音楽を聴くことでドーパミン分泌が活性化していました。
しかし、聞いても気分が盛り上がらない音楽を聴いた場合は、ドーパミン分泌は活性化しなかったようです。
これらのことから考えると、ワクワクする音楽、つまり好みの音楽(アップテンポなもののほうが合いそうですね)を聴きながらトレーニングすることは、やる気を出させる手段として効果的であるといえます。
とにかくやる!!
もう一つの方法は、「とにかくやる!」ということです。
いや、ここにきて根性論かよ!と思われてしまいそうですが、ちょっと待ってください(;'∀')
皆さんは掃除を始めたら、だんだん気持ちが乗ってきて、気がついたら予定していた範囲以上に掃除してしまった経験はありませんか?
こういった、やりはじめたら止まらなくなってしまうことを「作業興奮」といいます。
作業を始めると、脳の側坐核が刺激を受けてドーパミンが分泌され、やる気アップを引き起こします。
作業を続けること自体が、快感になってきてしまうんですね!
トレーニングにも同じことが当てはまります。
今日はなんとなくやる気が出ないから、腕立て伏せだけにしておこう……と思って腕立て伏せを始めたら、ついでに腹筋と背筋もやってしまったな(^^♪
こんな感じで、僕は毎日トレーニングしています。
ズーニンの法則
ドーパミンとの関係は不明ですが、「ズーニンの法則」というものがあります。
アメリカの医師のレナード・ズーニンが提唱しました。
これは、「物事にとりかかるとき、始めの4分間を頑張るとその後も上手くいく」というものです。
このズーニンの法則も、先ほどの「作業興奮」によるドーパミンの効果ではないかと考えられます。
これらをまとめると、「やる気が出ないときでも、とにかくまず4分間やってみる!」ということですね。
ただし僕個人の感覚ですが、この方法が有効なのは「やりたい気持ちはあるのに、なんだかやる気が出ない」というときだと思います。
そもそも「やりたい気持ちがない」場合には、やり始めても作業興奮状態にならないと思われます。
その場合には、目標を見直すなどの別のアプローチが必要になります。
まとめ
ダイエットやボディメイクのためのトレーニングを続けていると、どうしても気持ちが乗らない日も出てきます。
これは、誰にでも起こるものです。
そんなときは、今回ご紹介した方法「好きな音楽を掛けながら、とにかくやり始める!」ことを実践してみて下さい。
いつのまにかやる気が出てきて、気がつけば予定していたより多くのメニューをこなしているかもしれませんよ!
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理学療法士として、腰痛や肩痛、膝痛など様々な症状の患者さんの治療経験から、ただのトレーニングではなく、動ける身体づくりを目指しています。
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