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ボールヒップリフトスイッチ

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安定したウォーキングやランニングフォームを手に入れよう!

【エクササイズレベル】

★★★☆☆ Level 3


【メインターゲット】

大殿筋、ハムストリングス、広背筋


【こんな方にオススメ】

・お尻、もも裏を引き締めたい方

・骨盤周囲を安定させたい方

・ウォーキングやランニングフォームを安定させたい方

・ウォーキングやランニングでの腰痛を改善したい方

・シングルヒップリフトを発展させたい方

 


www.youtube.com

 

スタートポジション

お尻を持ち上げた状態で片脚を持ち上げる

反対側も同じように


【ポイント】

・トレーニング中、常にお尻が下がらないように注意しましょう。その際、腰を持ち上げる意識ではなく、ボールを足で押し付けるように意識することで、効率よくお尻ともも裏の筋肉のトレーニングが出来ます。

・床についている手は、ボールから浮かせている側で地面を押すようにしましょう。こうすることで、骨盤を安定させることが出来ます(アウターユニット後斜系システム)

 

理学療法士による、ちょっとマニアックな解説】

今回紹介したヒップリフトスイッチは、シングルヒップリフトの発展型エクササイズとなります。シングルヒップリフトを正しいフォームで出来ていない方は、まずはそちらをマスターすることから始めて、その後にヒップリフトスイッチへと進むようにしましょう。

シングルヒップリフトはこちら↓

kacchin-pt-trainer.hatenablog.com

 

このヒップリフトスイッチは、単純にお尻やもも裏を引き締めるためのトレーニングとしても効果的です。

しかし、さらに深堀していくと、ウォーキングやランニングフォームの安定化につながっていくのです!

 

ウォーキングやランニングを安定させることが出来る理由

上の写真のようにウォーキングやランニングでは、左足で地面を蹴ることで右足を前方へ出し、右手は後方、左手は前方へ振ります。当たり前のようですが、なぜこのような左右非対称な動きとなっているのでしょうか?その理由の一つが、体幹部を安定させて効率良く体を動かすためです。

この機能をアウターユニット後斜系システムといいます。これについては、シングルヒップリフトの記事内で解説していますので、そちらをご参照下さい。

kacchin-pt-trainer.hatenablog.com

 

シングルヒップリフトでは、片側のみのトレーニングでしたが、実際のウォーキングやランニングでは、それを交互に使うことが求められます。

このサイト内では何度か記載していますが、トレーニングには特異性の原理があります。効率的なトレーニングのためにはターゲット動作と類似した動作で鍛える必要があるということです。

そこでヒップリフトスイッチの出番です!

体幹機能を保った状態でアウターユニット後斜系システムを左右スイッチさせることが出来ます。こうすることで、シングルヒップリフトがさらにウォーキングやランニングに特異的なトレーニングへと進化していきます。


☆関連するエクササイズ

kacchin-pt-trainer.hatenablog.com