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もう迷わない!バランスボールの大きさ、メーカーなど、詳しく解説!

バランスボールはトレーニングはもちろん、ストレッチなど幅広い使い方が出来、個人的には最高のエクササイズツールだと思っています。特にボールの弾性を活かしたり、曲面を活かしたりすることで他にはない、特徴的なトレーニングや体の使い方を導き出すことが出来ます。

ただボールを使ったエクササイズに興味を持ち、いざ始めようと思ってもそこには一つの壁があります。そうです!「どんなボールを選べばよいか分からない」ということです。
本記事を読めば、これからバランスボールを購入しようと考えている方にとって、どのようなボールを選べば良いか、分かりやすく解説していきます。

 

ボールの選定基準としては、以下の3点です。

・サイズ
・耐荷重、ボールタイプ
・おススメのメーカー

この3点について、詳しくまとめます。

 

 

【サイズ】

ボールを選ぶ上で一番重要かつ難しいのが「サイズ選び」です。

ボールの使い方によって選ぶボールの大きさは違う

一般的には、身長によって選ぶのが最も簡単な方法となります。

しかしこの身長で大きさを選ぶ方法は、ボールに座る場合の大きさの目安です。実際はエクササイズ内容によって選ぶボールのサイズは異なります。例えば、ボールの上に乗ってバランスをとったりするエクササイズでは、座る場合に選ぶボールよりも少し大きめのボールを使用したほうが安定感が増しエクササイズしやすくなります。そのため、理想を言えば2種類ほど大きさの違うボールを持っていたほうが、エクササイズ選択の幅が広がるということになります。

しかし、バランスボールは膨らませるとそれなりの大きさです。2つのボールを膨らませて部屋に置いておくと、なかなかの圧迫感で実際には難しい方が多いのではないでしょうか。私も2種類の大きさのボールを所有していますが、場所をとってしまうので常時膨らませているのは1つだけにしています。

そのため、まずはオーソドックスな使い方である座って使う場合を想定してボールサイズを選定します。

 

理想的なボールの大きさ

理想的な大きさとしては、ボールに座った時の股関節の角度が90°となるのが望ましいとされています。しかしこの選び方は、既にボールを持っている方しか出来ません。そのため、ボールを持っていない方は身長を目安にしてサイズを選定しましょう!

 

この身長を基準にした選定方法にも、一つ注意点があります。まずネットで調べると、よく出てくる目安が以下のものになります。

・身長145㎝未満 ⇒ 45㎝
・身長145㎝~160㎝ ⇒ 55㎝
・身長161㎝~179㎝ ⇒ 65㎝
・身長180㎝~195㎝ ⇒ 75㎝

サイトやメーカーによって異なりますが、このような感じで記載されている場合が多いです。

私個人としては、この基準では大きいと感じる場合が多いと思っています。

私は身長170㎝で、この基準に当てはめると65㎝になります。55㎝と65㎝のボールを自宅に所有していますが、私がメインで使用しているのは55㎝です。65㎝では、座って使う使い方では少し大きめです。・・・私の脚が短すぎるわけではないですよ、たぶん(笑)

そのため、私としてはギムニクというメーカーが推奨している基準が当てはまる方が多いのではないかと考えています。

 

ギムニクの基準
・身長135㎝~154cm ⇒ 45㎝
・身長155㎝~169㎝ ⇒ 55㎝
・身長170㎝~184㎝ ⇒ 65㎝

*ギムニクショップ様からの引用

gymnicshop.com

 

私は身長170㎝なので、この基準ではちょうど55㎝のボールと65㎝のボールの境界線となります。

この場合は、非常に悩ましいです・・・

私の場合、メインで使用している55㎝のボールが「ギムニククラシック」というタイプのボールになります。

 

 

このボールは、少し硬めなので座ったとき沈み込みにくく反発が強いのが特徴です。そのため、身長170㎝の私ですが、このボールは55㎝を使用しています。

これが例えば、もっと柔らかく座った時に沈みこみやすいボールを使う場合、65㎝を使う方がちょうど良いサイズとなります。

 

長くなってしまいましたが、サイズ選びの私的な結論としては

①ボールを所持している方は、そのボールに座り股関節角度が90°程度となっているか確認する。そうでなければ、ボールサイズの変更を検討する。

②ボールを持っていない方はギムニクの基準を参考にして選び、基準の境界線の伸長の方は、自分の座高やボールの硬さなどを参考にして選ぶ。

 

【耐荷重、ボールタイプ】

次は、耐荷重性能についてです。

これはボールによってかなりバラつきがあり、弱いものでは100㎏以下のものもあれば、500㎏以上と記載されているものもあります。

 

オススメの耐荷重性能

私としては300㎏以上の耐荷重性能のものをおススメします。理由は耐荷重性能の低いボールは、短期間で裂けて使いものにならなくなったり、すぐに空気が抜けて頻繁に空気入れ作業を行うことになりやすいためです。
耐荷重性能の低いボールは価格が安いものが多いのですが、これでは安物買いの銭失いです。
最近は比較的安価なものでも、耐荷重性能の高いボールも増えているため、ボールを選ぶ際には必ずチェックした方が良いでしょう。

 

ボールのタイプについて

耐荷重性能に加えて、通常タイプのボールかノンバーストタイプのボールかもチェックする必要があります。

ノンバーストタイプ(言い方はメーカーによって様々です)のボールは、万が一ボールに穴が開いても、ゆっくり空気が抜ける仕組みになっているため安心です。現在はノンバーストタイプのボールが主流となっているため、通常のタイプのボールは出していないメーカーもあります。

ノンバーストタイプのボールの特徴として、触った感触がボールのゴムに厚みを感じるものが多いです。
通常タイプのボールの方がよりダイレクトにボールの反発を受ける感触になるものが多いです。
これについては、どちらが良いというわけではなく使用する人の好みや使い方にもよります。通常タイプでも、耐荷重性能がしっかりしたものであればボールが裂けたり穴が開くことは滅多にはありません。

サイズ選びの項目でも紹介しましたが、私がメインで使用しているボールは、通常タイプのボールです。ボールの感触がそちらの方が好きなので・・

ただ、初心者の方は安心なノンバーストタイプを選んだほうが無難かと思われます。

 

耐荷重、ボールタイプのまとめとしては以下の通りです。
①耐荷重300㎏以上
②初心者の方はノンバーストタイプがオススメ

 

【オススメのメーカー】

最後に私的なおススメのメーカーについて紹介します。
ただ、バランスボールは様々なメーカーが商品化しており、当然私もすべてのメーカーの商品を比較したわけではありません。
しかし仕事柄、いくつかのメーカーのボール触れる機会があるため、その中でも実際に私が使ったことがある、オススメ出来るものを紹介いたします。

①ギムニク

私が最もおススメするメーカーとしては「ギムニク」です。メインで使用しているボールもギムニクのものを使っています。
イタリアメーカーで1963年からヨーロッパで使われているという、老舗メーカーです。
かなり丈夫なボールで、何年使用していても経たってくることなくボールの張りを維持してくれています。

 

難点を言えば、ボールの中では値段が高いです。

そのため、少し高くても良いものが欲しいという方におススメ出来るボール
と言えるでしょう。

 

 

ノンバーストタイプの「ギムニクプラス」はこちら↓

 

 

②セラバンド

セラバンドのボールもおススメです。トレーニング用のゴムバンドが有名なメーカーで信頼性もあります。こちらは私が職場で使用していた経験がありますが、長年使用しても穴が開いたりせず、非常に耐久性も良いことを確認しています

質感についても、程よく柔軟性があり気持ちよく使用できます。