サイドベントで腹斜筋群を鍛えよう!
やり方
エクササイズレベル
★★★☆☆ Level 3
メインターゲット
内腹斜筋、外腹斜筋
こんな方にオススメ
- くびれを作りたい方
- 体幹トレーニングをしたい方
- 肋骨を引き締めたい方
目安回数
左右10回2セット
ポイント
- 脚は前後に開いて壁に固定しておきましょう。
- 体は正面を向けたまま、サイドベントした際に捻じれないように!
- 骨盤周囲は安定させたまま、肋骨(胸郭)を動かすイメージで行いましょう。
理学療法士による、ちょっとマニアックな解説
くびれ作りに役立つサイドベント
くびれが出来にくい原因の一つに、肋骨が開いてしまっている場合があります。この場合、肋骨を引き締める筋肉をトレーニングして、過剰に開いてしまった肋骨を閉じることが効果的です。
また、肋骨が開いてしまうことのデメリットはそれだけではありません。呼吸が浅くなってしまうのです。
本来肋骨は、呼吸によって適度に開いたり閉じたりする機能があります。しかし肋骨が開きっぱなしになってしまっていると、腹式呼吸が行いにくくなり、呼吸も浅くなってしまいます。
サイドベントは体幹を側屈することで、体幹側面にある腹斜筋群(内腹斜筋、外腹斜筋)を鍛えるトレーニングです。さらに、この腹斜筋群を使いながら肋骨を閉じるように動かします。これが、肋骨の開きを引き締めるトレーニングにもなります。
動かす関節と安定させる関節
関節には動かすトレーニングが必要な関節と、安定させるトレーニングが必要な関節があります。
これは、「ジョイント・バイ・ジョイントセオリー」という考え方です。
動かすべき関節を「モビリティ関節」、固定すべき関節を「スタビリティ関節」といいます。
そして、このモビリティジョイントとスタビリティジョイントは、人間の関節には交互に存在しています。
体幹部でみると胸椎はモビリティ関節、腰椎・骨盤はスタビリティ関節になります。
ジョイント・バイ・ジョイントセオリーでは、胸椎は動かしながらトレーニング、腰椎・骨盤は安定させるトレーニングを優先して行った方が良いということです。
サイドベントで考える
今回ご紹介したバランスボールを使ったサイドベントの動きで考えてみましょう。腰椎と骨盤はバランスボール上で転がらないように安定させ、その上の胸椎を動かすトレーニングになっています。これは正に、ジョイント・バイ・ジョイントセオリーに則したトレーニングとなっています。
固定すべきところは固定する、動かすべきところは動かす。これが出来るようになると、スムーズに体を動かせるようになるのです。
☆関連するエクササイズ
その他の肋骨を引き締めるエクササイズはこちら↓
kacchin-pt-trainer.hatenablog.com