天気や気候が良いときは、外でランニングすると気持ち良いですよね!
しかし、私にはランニング時の悩みがあります。
それは・・・ランニングすると全身が痒くなってしまうのです!
しかも、もう耐えきれないくらいの痒さ!
私は、フルマラソンこそ出たことはありませんが、ハーフマラソンは過去に3回完走していますし、10㎞などの距離も何度も出場しています。
また普段から、ランニング以外の運動習慣もあります。
それでも久しぶりにランニングすると、体力的にはまだ走れるのに、痒くて走れなくなってしまうのです。
このランニングでの痒みは、ランニングを続けていると徐々に痒みが出ずに走れる距離が伸びていきます。
しかし、しばらくランニングをしていないと元に戻ってしまうのです。
私だけの症状かと思い悩んでいましたが、調べてみると同じような症状で悩んでいる方って、結構いらっしゃるんですね!
本記事では、ランニングで出現する痒みの原因と、私自身の経験から対策方法について検討しました。
ランニングで痒くなる原因は?対策も解説
ランニングをしただけで、痒くなってしまう原因は何でしょうか?
考えられる原因は一つではなく、いくつか考えられます。
人によって原因が違うため、ご自分に合った原因を探ってみて下さい。
血行促進による痒み
おそらく原因として一番多いのは、この血行促進による痒みです。
ランニングやウォーキングをすると、温まってきた身体を冷ますために発汗と、皮膚の血流量が増えます。
定期的に運動をしている人であれば、皮膚近くの毛細血管も拡張する刺激に慣れています。
しかし運動不足になっていると、普段の生活で皮膚の毛細血管まで血流が流れ込むことが少なくなっています。その状態で急に運動をすると、皮膚の毛細血管は拡張することに慣れていないため、それが刺激となってしまい痒みを引き起こしてしまうのです。
具体的には、毛細血管への刺激がヒスタミンという化学伝達物質を排出し、それが神経に作用することで痒みとして感じてしまいます。
血行促進の痒み対策
血行不良から生じる痒みには、以下の対策が考えられます。
継続した運動
最も有効なのは、継続して運動をすることです。もちろん痒くなってしまったら、とても運動は継続出来ません。痒くなったらその日の運動はそこまでで、また次の日にやれば良いのです。
こうすることで、徐々に運動を継続出来る時間が増えていきます。
ビタミンEの摂取
ビタミンEは血管を強くして、血流を良くする作用があります。
そのため、ビタミンEが不足していることで慢性的に抹消の血流が悪くなってしまっている場合があります。
そうなると、久しぶりの運動時に急激に血流が改善することで毛細血管への刺激となり痒みが生じる可能性があります。
その場合、サプリメントなどで適量のビタミンEを摂取すると手軽で効果的なのでオススメです。
また、皮膚の健康を保つためにはその他のビタミンも必要になります。
後述していますが、皮膚の刺激からもランニング時の痒みが発生してしまう場合あるため、私はマルチビタミンのサプリメントを摂取しています。
私はどちらかというと皮膚が弱い方です。
そういった方は、ビタミンEだけで摂取するより、マルチビタミンのサプリメントでバランス良くビタミンを摂取するのもオススメです!
ウェアと皮膚の摩擦による痒み
ランニング時に、皮膚とウェアが擦れることで皮膚の刺激となり、痒みを感じる場合があります。
この場合は、ウェアが擦れる部位のみが痒くなります。ウェアが当たっていない場所は痒くなりません。
ご自身の痒みがウェアが原因となっているかどうかは、比較的判断しやすいといえます。
もしウェアが原因となっているのであれば、下記の対策をしてみましょう!
対策
大きく分けて皮膚に対する対策と、ウェアに対する対策の2種類があります。
皮膚のバリア機能を強化する
皮膚が乾燥していることで、刺激に対して弱くなってしまっていると痒みを生じやすくなってしまいます。
そのため、しっかり保湿をして日頃からケアをしておくことが重要です。
また、ランニング前に特に擦れやすい部位はワセリンなどを塗っておくことも試してみましょう。
ワセリンが皮膚を保護して、ウェアとの摩擦を軽減してくれます。
ウェアを見直す
ウェアが擦れることで刺激になっているのであれば、擦れにくいウェアを使用することも対策の一つです。
出来る限りウェアが動くことでの摩擦を防ぐために、ピタっとした素材のウェアを検討してみましょう。ランニング用のスポーツスパッツも様々なメーカーが出していますし、機能やカラーも豊富です。
紫外線アレルギーが原因の痒み
光線過敏症の一種である、紫外線アレルギーが原因となっている場合もあります。
これは紫外線を浴びることで、その刺激に皮膚が反応してしまい痒みなどの症状を発症してしまいます。
この紫外線アレルギーが原因となっている場合、当然ですが夜に運動したり、屋内で運動している場合には痒みは出ません。屋外で太陽光に当たって運動する場合に起こります。
心当たりのある方は、皮膚科やアレルギー科で診察してもらいましょう。
コリン性蕁麻疹による痒み
ランニングなどで汗をかくことで、蕁麻疹が出ることがあります。この汗が原因となる蕁麻疹を「コリン性蕁麻疹」といいます。
運動をすると交感神経の刺激によって、アセチルコリンという物質を介して汗腺に働きかけ、汗として皮膚に出てきます。このアセチルコリンが原因となって起こる蕁麻疹を、コリン性蕁麻疹といいます。
コリン性蕁麻疹による痒みの場合、ポツポツと点状の蕁麻疹が出現します。血行やウェアの摩擦が原因の痒みでは、蕁麻疹は出現しません。
このような症状がみられる方は、個人で治療するのは難しいため、皮膚科で相談しましょう。
私の痒みの原因は何だったか?
結論から言うと、私の場合は血行促進による痒みと、ウェアと皮膚の摩擦による痒みがミックスされているのではないかと考えています。
血行による痒みであると考えられる原因
- ランニングを始めた頃は、すぐに痒みが出て走れなくなってしまうが、毎日のように継続していると走れる距離が伸びていく。
ウェアの摩擦による痒みであると考えられる原因
- ウェアが擦れるお腹周りと太ももが特に痒みがある。
- 日頃から皮膚が弱いほうである。
私の場合、通勤は毎日片道30分程度ですが、自転車で通っています。自転車は趣味の一つでもあるため、週末などは20~30㎞程度自転車で走ることも多いです。さらに、それに加えてほぼ毎日トレーニングしています。
そのため、運動不足が原因とは考えにくいのです。
しかし、ランニングはあまりする機会はありません。
同じ有酸素運動でも、自転車よりランニングの方がウェアの摩擦が大きいです。
血行については、自転車とランニングで違いがあるかというと何とも言えません。しかし、ランニングを続けていると走れる距離が伸びてきます。これは血行の改善によるものと考えられるため、おそらくランニングと自転車では皮膚近くの毛細血管への血流に違いがあるのでしょう。
以上のことから、私は血行と摩擦、両方がミックスされた痒みではないかと考えています。
私の対策
私は自転車(ロードバイク)が趣味の一つであるため、有酸素運動は自転車派です。
そのため、ランニングをする機会は少ないです。
しかし、急にランニングしたくなることもあるんですよね~。結局そういう久しぶりに走る場合は、体力的な問題よりも痒みで走れません。
これに対しては、実はある程度あきらめています(汗。
しかし、完全に走ることをあきらめているわけではありません。1回のランニングで急に長距離を走ることをあきらめているだけです。
1回で長距離のランニングを目指さず、何日か継続して実施することを目標にして走ります。
こうすることで、毛細血管への血流増加に身体が慣れてきて痒みなく走れる距離が伸びてきます。
またウェアの摩擦に対しては、日ごろから全身的な肌のケアを忘れないようにしています。
具体的には、ビタミン系のサプリメントの摂取、保湿剤で皮膚の保湿等を実施しています。
肌は急に改善することは出来ません。日頃からケアして準備しておくことが重要です。
久しぶりに走った場合、体質的に完全に痒みを防ぐことは出来ないと思っています。そのため、このように考え方を変えたり、日頃から肌トラブルに対して対策をするようにしています。
まとめ
ランニングで生じる痒みには、人によって様々ば原因があります。
原因によって対策の仕方は変わるため、まずは痒みの原因を探ることが重要です。
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理学療法士として、腰痛や肩痛、膝痛など様々な症状の患者さんの治療経験から、ただのトレーニングではなく、動ける身体づくりを目指しています。
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