理学療法士のバランスボールフィットネス

バランスボールで皆さんのトレーニング、ダイエットを応援するサイト

BBショルダーアダクション ~脇の下のシェイプアップに~

にほんブログ村 健康ブログ エクササイズへ にほんブログ村 ダイエットブログ ダイエット情報へ

見た目に反して意外とキツイ、脇の下のシェイプアップ!肩甲骨の安定性!

 

 

やり方

 

BBショルダーアダクションのやり方

ショルダーアダクション①:足を前後に開き、壁に固定しておく。腕をボールについて体を支えた姿勢になりましょう。このとき、体幹は一直線を保ちます。

 

BBショルダーアダクションのやり方

BBショルダーアダクション②:ボールを遠ざける方向へ転がす。キツイですが、しっかり体幹をキープしましょう!

 

BBショルダーアダクションのやり方

BBショルダーアダクション③:ボールを引き戻します。肩をすくめたりしないように注意!

 

エクササイズレベル

 

★★★★★ Level 5

 

メインターゲット

 

菱形筋、大胸筋、広背筋、大円筋、内外腹斜筋、腰方形筋

 

こんな方にオススメ

 

  • 脇の下のシェイプアップをしたい方
  • 肩関節のトレーニングを高強度にしたい方
  • 肩を使うスポーツをしている方
  • 肩こりの予防、改善をしたい方
  • 肩の障害予防をしたい方

 

目安回数

 

左右10回2セット

 

ポイント

 

  • トレーニング中、どの筋肉を使っているかは常に意識しましょう。このトレーニングでは、脇の下と体側の筋肉です。

BBショルダーアダクションのポイント

ポイント①:脇の下と、体側の筋肉を意識してトレーニングしましょう!

 

  • ボールを転がしているとき、体幹が弯曲してしまうと体幹も、肩甲骨も力が抜けてしまいます。これではトレーニングの目的が達成できません!常に体幹は一直線をキープするようにしましょう。

BBショルダーアダクションのポイント

ポイント②:体幹は常に一直線をキープ!

 

理学療法士による、ちょっとマニアックな解説

 

宅トレでは難しい、肩関節内転筋のトレーニング

 

ラットプルダウンの画像

ジムではラットプルダウンなどのマシントレーニングでトレーニング出来ますが・・・

 

腕を外側へ開く肩関節“外転”の方向へのトレーニングは行いやすいトレーニングです。ダンベルを持って行うラテラルレイズなどがそれに当たります。

しかし、腕を閉じる方向である肩関節”内転”の方向へのトレーニングは、宅トレでは難しいトレーニングのひとつです。

そういった意味では、今回ご紹介した「BBショルダーアダクション」は貴重なトレーニングといえるかもしれません。

 

この肩関節内転運動は、ボディメイクとして脇の下のシェイプアップや、肩甲骨周囲の引き締めにも効果的です。

 

肩関節内転の動きで力を発揮することは、普通に日常生活を送る中では、あまり無いかもしれません。

ですが、このトレーニングをすることで肩こりの予防や改善効果があります。

肩こりをしやすい方は、肩を使うとき日常的に肩をすくめる動きがクセになってしまっている場合があります。肩をすくめる動きは、肩甲骨を上方へ挙上させる動きです。この肩甲骨を挙上させる筋肉である僧帽筋上部線維や肩甲挙筋という筋肉を使い過ぎてしまっています。

これらの筋肉が疲労したり緊張した状態となることで、肩こりを引き起こしてしまうのです。

このBBショルダーアダクションで、肩の動きと同時に肩甲骨が挙上しないように安定させるトレーニングが出来ます。こうすることで、肩こりを引き起こす筋肉の使い過ぎを修正し、肩こりの軽減につながります。

 

肩甲骨を安定させるだけで、肩の筋肉に力が入りやすくなる

 

肩甲骨周囲の筋肉の画像

肩甲骨の周囲の筋肉

 

肩を動かす筋肉の多くが、肩甲骨に付着しています。

肩甲骨は肋骨の上に浮いているだけで、かなり動きの自由度のある骨です。

そのため、肩を動かす筋肉に力を入れた際、動きの土台となっている肩甲骨が安定していなければ、力が入らなくなってしまいます

 

このように肩甲骨の安定性が失われている場合、いくら肩回りの筋肉を鍛えてもなかなか力を発揮できるようになりません。

肩甲骨を安定させるトレーニングも同時に行う必要があるためです。

 

「BBショルダーアダクション」では、肩を内転する動きの際に、正しいフォームで出来ていれば、自然と肩甲骨内側の菱形筋を使って肩甲骨を安定させながらトレーニング出来ます。

またこのトレーニングでは、肩甲骨を安定させるだけではないというところがポイントです。肩甲骨を安定させながら肩を動かすトレーニングになっています。

肩甲骨を安定させるトレーニングと肩を動かすトレーニング、この2つを同時に出来るため、より実際の動きに近い肩の使い方をトレーニング出来るのです。

 

☆関連するエクササイズ

 

負荷が低くて、似ている動きのトレーニングはこちら↓

kacchin-pt-trainer.hatenablog.com